オリーブオイルが健康長寿に役立つ優れたオイルとして
世界中の注目を集めるようになりました。
それは、食生活の中にオリーブオイルを取り入れてきた地中海沿岸の人々に心臓病による
死亡率が少ないという事実が、調査を通して明らかになった為です。
1950年代に著名なアメリカの生理学者、アンセル・キーズ博士の大規模な疫学調査以来、
この分野の研究は飛躍的に進歩し、オリーブオイルが心臓病をはじめとした血管の病気を
防ぐ仕組みが次々に解明されてきました。
さて、注目のオリーブですが、他の植物性油に比べて、
どんな特性をもっているのでしょうか?
オリーブオイルの最も特徴的な点は、数ある植物油のなかで唯一、
搾ったまま利用できる油である事です。
大豆・トウモロコシ・ひまわり・ゴマ・菜種油などから採れる植物油の多くは、
種子に科学的な処理を加えて抽出しますが、オリーブオイルの製法はいたってシンプル。
精油処理をほどこさず、熟した実を圧搾して搾取したエクストラ・ヴァージン・オイルはまさに、
「油性のフルーツジュース」と呼ぶにふさわしい油なのです。
このオリーブオイルの主成分である一価不飽和脂肪酸のオレイン酸は
(1) 血中のLDL(悪玉コレステロール)を低下させる。
(2) その一方で血管内に滞った余分なLDLを肝臓内に回収する役目を果たす
HDL(善玉コレステロール)を低下させない。
(3) 活性酸素の作用を抑え(抗酸化作用)、動脈硬化を引き起こす酸化LDLの生成を防ぐ。
という3つの働きによって動脈硬化を未然に防ぐ事が証明されています。
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日本人が多食する大豆油・菜種油・コーン油などは二価不飽和脂肪酸のリノール酸です。
ところが、このリノール酸に関しては、
多く取りすぎると細胞膜の酸化が起こりやすくなる事に加えて、血栓ができやすくなったり、
血管が収縮しやすくなって、動脈硬化の引き金になることが指摘されています。
オリーブオイルは、油の一種であるにもかかわらず、太りにくいと言われています。
それはオレイン酸には、
肝臓に働きかけてインスリンの効き目を改善する作用があり、
その効力はリノール酸など他の不飽和脂肪酸の約2倍に上る事が明らかにされています。
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